しめ字

「な」の書き方Ver.2.0

さて、このページでは「な」に関するさらに詳細の書き方(僕の意識している点)や分析の結果について書いていきたいと思います。

「な行」のページで、「な」の大まかな書き方については解説していますので、まずはそちらをご覧ください。

ここからは、さらに一歩踏み込んだ「な」の書き方の話になります。

正直、ここまでする必要はないかもしれないですが、細かい分析によって僕自身めちゃくちゃ苦手だった文字が今では一番好きな文字になったので、やっぱり自分なりの理解点まで達することは重要かと思います。

「な」の書き方Ver.2.0

まずは「な行」のページで紹介したポイントについておさらいしていきます。

前回のおさらい

1画目の始点、2画目の終点、4画目の結びが直線上に来ること、3画目は1画目と2画目の交点から水平の位置から始めていきます。

これだけでも綺麗な「な」の形はビシッと決まります。

書き終わりの形にも注目

ここからは、書き終わった後の「な」の形を見ていきます。

僕の「な」は1画目の終点、4画目の始点と終点をつないだ線が直線上になります(4画目の始点は多少はみ出てもOK)。

さらに、3画目の終点と4画目の終点を結んだ直線と、2画目の角度がだいたい平行になっています。

4画目の結びの頂点は2画目の始点のちょうど真下に来るようになっています。

4画目の頂点は中心線よりやや左に来るので、それを意識して2画目を同じく中心線のやや左に書くことでこれができます(中心線がない場合はイメージする)。

これらのことが揃っていたら、わりと綺麗な「な」になっているかと思います。

綺麗な二等辺三角形が出来上がる

そして、中心線の延長線上に頂点を取り、それぞれに線を引くと綺麗な逆三角形になっています。

3辺の長さを計算すると、底辺にあたる部分が少し短くなるので、綺麗な二等辺三角形になるかと思います。

書いた後にできているか確認してみるとおもしろい発見があるかもしれません。

美しい字には「理由」がある:黄金比

最近、字の研究をするようになって気づいたことが1つあります。

それは、人が本能的に「美しい」と感じる黄金比が文字にも含まれているのではないか、ということです。

黄金比は、数値に表すと以下の比率であることがわかっています。

1:{\frac {1+{\sqrt {5}}}{2}}

(≒1:1.618)

「な」にも当てはまった

「な」における分析の結果、比較綺麗にかけた「な」の中に黄金比に近い数値が見つかりました。

まず全体像からです。

頂点と底点、4画目の始点に直線を引き、それぞれの空間の距離を求めると、およそ1:1.6程度の黄金比に近い数値になりました(師匠の字にも共通)。

次に、部位別に見ていきます。

全体として上記の比率であっても、2画目や4画目の長さで「な」の印象が変わるな、と思って調べてみました。

その結果、これらの長さについてもおよそ1:1.6程度の数値になることがわかりました。

やはり、綺麗に見えるバランスというのは存在しており、部位別に見ても綺麗であるものが集まって、全体としても綺麗に見えるのではないか、という結論に至りました。

あくまで「目安」として

この数値は、書いている上でいちいち測ってもいられないと思うので、あくまで「目安」として考えてもえればと思います。

例えば「2画目は下を、4画目は上を1.5倍くらい長くする」という意識で書くといいかもしれません。

少なくとも、この長さが1:1になっていたり、逆転しているのは美しくないかと思うので、ご自身の字と見比べてみてください。

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