こんにちは、しめじです。
何かを始めた時って、自分の実力がどのくらいなのか確かめたくなりませんか?
全国硬筆コンクールを知っていますか?
僕は大学3年の時に初めてそう感じて、硬筆の実力を確かめるために何かあるかなと思って調べた時に出てきたのが「全国硬筆コンクール」という大会でした。
この大会は、全国書写書道教育振興会(全書会)の主催で行われ、幼児からシニアまで幅広い層が全国から出品します。
全書会は全国に教室を持っており、それぞれの教室から団体応募という形でほとんどが出品されますが、その一方で、僕のようにどこにも属していない人の個人応募も可能になっています(結構少数と言われています)。
特に僕みたいな独学で個人応募の人間が賞を取るのはなかなか難しいかもしれませんが、それでもこの大会は僕にとって毎年の楽しみとなっています。
今年で36回目を迎えるこの大会は、僕にとって5回目の挑戦となります。
大学2年生から応募して、徐々に実力がついてきたことが結果からわかるのが嬉しいです。
受賞年 | 賞名 |
大学3年(2014年) | 金賞 |
大学4年(2015年) | 特選 |
社会人1年目(2018年) | 特別賞(都府県知事賞) |
社会人2年目(2019年) | 特別賞(都府県知事賞) |
大学院1、2年の時はなぜか応募していなかったみたいです。笑
全国硬筆コンクールの賞について
特別賞の中でも、特に上位の賞については「表彰式」に参加することができます。
【第35回大会の表彰式にて】
東京の日本教育会館という場所でおこなわれるのですが、作品が飾られたり名前を呼ばれてトロフィーと賞状をもらえたりします!
しかも第36回大会の今年は、日本教育会館の改修の関係で「東京都美術館」での表彰式になるようです!これは行くしかない。
ちなみに2019年の第35回大会で僕が応募した一般の部では、41名が特別賞を受賞しましたが、うち表彰式に参加できたのは9名でした(ちなみに一般の応募総数は653名)。
運よく、2018年・2019年と2年連続で表彰式に参加することができたのはとても嬉しかったです。
とはいえ、都府県知事賞は順番で言えば6番目となります。
順位 | 賞名 |
1位 | 文部科学大臣賞 |
2位 | 特別名誉大賞 |
3位 | 学年優勝杯 |
4位 | 日本硬筆特別大賞 |
5位 | 全書会会長賞(※1) |
6位 | 都府県知事賞(※2) |
※1)全書会会長賞は複数人受賞(2019年は3名)
※2)都府県知事賞は次の通り(茨城県知事賞、栃木県知事賞、群馬県知事賞、埼玉県知事賞、東京都知事賞、神奈川県知事賞、愛知県知事賞、大阪府知事賞、兵庫県知事賞)
ただ、これら全てに受賞者がいるわけではなく、例えば2019年は特別名誉大賞、学年優勝杯は一般の部から出ていません。
また、都府県知事賞についても応募者の所在地に依存するのでいくつかの都府県では受賞者なしでした。
第36回大会への抱負
【第34回大会(2018年)の作品】
【第35回大会(2019年)の作品】
実は2018年、2019年と2年連続で同じ賞だったので、2年目は結構悔しい思いをしました。
なぜなら、同じ賞ということは昨年から成長してないということに等しいからです。
もちろんその年によって全体のレベルも変わってきますし、相対評価なので一概に成長していないとは言えないかもしれませんが、圧倒的な字を書けばもっと上の賞をとれたはずです。
第36回大会では
文部科学大臣賞をとることを
目標に掲げたいと思います
日本硬筆特別大賞や全書会会長賞は大学からも一般からもそれぞれ受賞できますが、実は文部科学大臣賞は、大学・一般(シニア含む)から1名と決まっています。
大学生の応募は一般と比べて多くありませんが、母数が増えるので取れる確率は下がりますね。
2019年は一般の部から出ましたが、2018年は大学の部から文部科学大臣賞が出ました。
大学生には負けられない!という思いもありますが、こうして文部科学大臣賞を受賞する方は基本的には幼少期から全書会の教室で硬筆を習い、昔から各学年で賞を積み上げてきた方が多いようです。
※ちなみに僕の師匠は完全独学&個人応募で文部科学大臣賞をとっているので本当にすごいです。
僕が行書で挑戦する理由

また、大学・一般の部はお題が同じなのですが「行書」か「草書」で選んで出品することになります。
そして特別賞を受賞する作品の9.5割は「草書」の作品です。
一応、審査としては草書の方が評価が高いということではなく、単に上手い人たちは草書を書いてくるというのが慣例のようです(つまり、純粋に草書の出品数の方が多い)。
そんな中僕はこれまでずっと「行書」で応募してきました。
2019年の特別賞で行書だったのは41作品中僕とあと2名くらいだったと思います。
文部科学大臣賞を行書でとった人はいるのか?と思うのですが(多分いない)、僕は行書でこの賞をとってみたいと思っています。
草書は素晴らしい書体で、書くのも難しいのですが、読むのも難しいですよね。笑
僕のモットーとして、「誰が見ても読みやすく、綺麗と思える文字」という字を目指しているので、僕の中では「行書」がベストだと思っています。
なので、審査的にもしかしたら行書は厳しいかもしれませんが(そんなことはないらしいけど)、僕は行書で今年も挑戦します。
最後に
つらつらと書いてきましたが、僕にとって5回目の挑戦となる第36回全国硬筆コンクールは
行書で文部科学大臣賞を取る
ということを目標に頑張っていきたいと思います!
今後も、全国硬筆コンクールについての続報をシリーズ化してお届けしていきたいと思いますので、温かい目で応援していただけると嬉しいです。
それでは!